準備編

【世界一周の予算】絶対に外せない「高額・特別体験」のリアルな見積もり額(夫婦2人分)

夫婦で世界一周の予算を考えるための高額体験イメージ
20xxworldodyssey

2027年4月に夫婦で世界一周旅行に行く「けい」です。

前回の記事で、「世界一周の予算は、まず『一番お金がかかる体験(特別費)』から考える」というお話をしました。

健康なうちにしか行けないハードな登山や、大自然の絶景。私たちの旅のテーマはそこにあります。街歩きだけでなく、秘境や大自然にしっかり投資して、メリハリのある世界一周にしたい、というのが基本的なスタンスです。

では、実際にその「やりたいこと」にはいくらかかるのか?

今回は、私たちがリストアップした高額体験について、夫婦2人分の追加費用として見積もった予算感を公開します。大陸間航空券や街中での宿泊・食費は外して、その体験を組み込むことで純粋に上乗せになる費用をまとめました。 正直、足し算していくと恐ろしい金額になりましたが、これが私たちの「譲れない特別費」のリアルです。

アイキャッチはAIで作成したイメージです(ChatGPTで生成)。実在の人物を意図したものではありません。

※円換算は、ECBの2026年3月30日レートを基準に、1 USD ≒ 159.5円、1 EUR ≒ 183.1円、1 CHF ≒ 199.3円、サウジリヤルはSAMAの公表どおり1 USD = 3.75 SAR(約42.5円)で概算しています。


【アジア・中東】ヒマラヤと砂漠のリゾート

ヒマラヤトレッキング(アンナプルナ・ベースキャンプ等)

  • 予算目安(夫婦2人):25万〜45万円
  • なぜ高いのか: ネパールのトレッキングはリーズナブルなイメージがありましたが、最近はガイドの同行が実質必須化されつつあります。2026年時点の相場では、ローカルの標準パッケージで1人USD700〜1000、国際手配だとUSD1200〜2500と開きがあります。私たちはガイド・食事・交通など最低限の快適性は確保したいので、結局このくらいの費用が現実的なラインになります。

サウジアラビアの砂漠リゾート(アルウラ等)

  • 予算目安(夫婦2人):16万〜22万円
  • なぜ高いのか: サウジアラビアは近年観光に力を入れていますが、特にアルウラは富裕層向けのラグジュアリーリゾートが中心で、ベース価格がかなり高めです。たとえばバンヤンツリー・アルウラだと、ヴィラが1泊SAR2250(約9.5万円)から。そこにヘグラ遺跡の公式ツアー(1組SAR1000)や税金・食事を加えていくと、たった1〜2泊の滞在でもそれなりの額になります。

【アフリカ】世界一周最大の山場

キリマンジャロ登頂(タンザニア)

  • 予算目安(夫婦2人):90万〜110万円
  • なぜ高いのか: 入山料、ガイド代がまず高いです。2026年の相場では標準的な7日間ルートで1人USD2500〜3500(約40万〜56万円)もします。国立公園の保全料が高額なうえに、ガイドや複数人のポーターの雇用が必須なので、どうしてもここが大きなウェイトを占めます。さらに前後泊、チップ、装備レンタルなどを足すと、安全と登頂率を買うと思えば削れない部分ではあるものの、夫婦2人だと100万円近い出費になります。

サファリロッジ(タンザニア北部)

  • 予算目安(夫婦2人):30万〜60万円
  • なぜ高いのか: キリマンジャロの後に絶対行きたいサファリ。国立公園入場料に加えて、公園内のロッジ滞在費が高額になります。2026年の相場では3日間のロッジサファリで1人USD900〜1400ほど。日数を短くして30万円台前半に抑えるか、ロッジのランクを上げたり4日間に延ばして50万円台に乗せるか、せっかく行くならしっかり体験したいというジレンマに一番悩まされる項目です。

【ヨーロッパ】物価高と山岳インフラの凄み

アルプスの山小屋泊ハイキング(スイス・ドロミテ等)

  • 予算目安(夫婦2人):10万〜20万円
  • なぜ高いのか: 技術的な登攀ではなく、夏山の山小屋を繋いで歩くハイクを想定しています。スイスの山小屋はハーフボード(1泊2食付き)でCHF60〜90(約1.2万〜1.8万円)が目安です。そこにロープウェイやケーブルカー、日中の食費を足していくと、夫婦で3〜4泊するだけでこの金額になってきます。キリマンジャロやパタゴニアと比べると地味ですが、スイスの物価はじわじわ財布に効いてきます。

スイス鉄道の追加費用(ユーレイル外)

  • 予算目安(夫婦2人):5万〜7万円
  • なぜ高いのか: ユーレイルパスで大部分はカバーできるものの、どうしても発生するスイス内の追加出費です。たとえば車窓が最高な「氷河特急(Glacier Express)」はパスが有効ですが、座席指定料(2026年でCHF54/人)が必須。ピラトゥス山などの山岳交通も良くて半額割引です。こうした絶景ルートの指定券や現地移動を積み重ねていくと、パス以外にこれくらいの予算が必要になってきます。

ノルウェーの沿岸航路とフィヨルド

  • 予算目安(夫婦2人):65万〜80万円
  • なぜ高いのか: 北欧はそもそも物価が高く、ホテル相場がベースから高いです。そこに有名な「フロム鉄道」やフェリー、フィヨルドクルーズ、移動費・食費を重ねていくと、数日滞在するだけでこの水準に達します。さらに私たちはフッティルーテン(沿岸急行船)の北行き航路(ベルゲン〜キルケネス)に乗る予定で、公式の7日間フルボード付きが1人€1674から。船旅だけで夫婦の最低ラインが60万円を超えるため、ノルウェーでは通常の宿泊費や食費とは別に、この船旅と周辺の絶景交通費を「特別費」として見込んでいます。

【南米】アクセス難易度とインフレの壁

パタゴニアのトレッキング(チリ・アルゼンチン)

  • 予算目安(夫婦2人):80万〜110万円
  • なぜ高いのか: 南米の中でも突出して物価が高いパタゴニア。トーレス・デル・パイネ国立公園の「Oサーキット」を回る予定ですが、ここが本当に強気な価格設定なんです!2026/27シーズンだとテント泊でも1人USD2330(約37万円)、山小屋泊だとUSD3060。山の中の宿泊だけで夫婦約74万〜98万円に達します。「南米=安い」というイメージは完全に捨てなければいけない、一番厚めに予算を確保すべき地域です。

ガラパゴス諸島(エクアドル)

  • 予算目安(夫婦2人):55万〜80万円
  • なぜ高いのか: そもそも入島料が高い(2024年に大人1人200米ドルへと倍増!)ことに加え、TCT費用(USD20)も必要。そして本土からの往復航空券(約USD150〜)、各島での日帰りツアー代(5日間ツアーで1人USD1275〜1675)などがドンドン積み重なります。ちなみに、これを「泊まりがけのクルーズ船」に変えると夫婦で130万円を軽く超えるため、クルーズは流石に諦めて陸路でのアイランドホッピングを中心にする予定です…。

アマゾン(ペルー等)

  • 予算目安(夫婦2人):20万〜45万円
  • なぜ高いのか: ジャングルの奥地へのアクセス費(ボート移動等)を含め、ロッジ滞在とガイド付きアクティビティがすべてパッケージ化されているからです。2026年の料金を見ると、標準クラスのロッジで3日2泊しても1人USD600(約9.5万円)前後はかかります。日数を4日以上に延ばしたり、より快適なエコロッジへ上げると夫婦で40万円台まで跳ね上がるので、ロッジと日数は現地に近づいてから体力・気分と相談しながら決める予定です。

合計するとかなり大きい金額…でも削らない

ここまで挙げた「高額体験」の概算をざっくり合計してみると……。

特別費の合計概算:およそ420万円 〜 600万円(夫婦2人分)

これ、まだ「日本から出発して現地を繋ぐ航空券」も「日々の細々とした宿代・食費」も「海外旅行保険」も入っていない状態での金額です!

でも、これらの体験を削ってしまえば「何のために数百万かけて世界一周に出るのか?」がブレてしまいます。健康なうちに、自分たちの足で最高の景色を見る。その目的を達成するために、ここは先に確保しておきたい費用だと考えています。

この金額を見て、どう考えるか

正直に言うと、他の部分をかつかつまで節約して捻出しようとは、あまり思っていません。この旅は1年間という長い時間を使う旅で、毎日を窮屈に過ごすために出るわけではないからです。

もちろん無駄遣いはしませんが、普段の街歩きや食事も、それなりに楽しみながら過ごしたい。ただ、ここに挙げた特別体験だけは削るつもりがない、というのが正直なところです。

間違いなく、これらの体験はこの旅のハイライトになると思います。ただ、そもそもこの旅自体が、私たちの人生のハイライトです。


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ABOUT ME
けい
けい
2027年4月に夫婦で世界一周予定。出発前の準備、費用、制度、航空券比較を公式情報と実際の計画に基づいて記録しています。
はじめまして、けいです。35歳、妻と2人で2027年に仕事をやめて世界一周旅行に出発する予定で、その準備の過程を記録するためにこのブログを始めました。 これまでに私はアジア・ヨーロッパ・南米を中心に12カ国以上を旅してきました。妻もチリ・カンボジア・ハワイなど独自のルートで旅をしており、夫婦2人ではインドネシアのブキットワランのようなツアーでは行きにくい場所も含め、ニュージーランド・オーストラリア・シンガポールなども一緒に旅しています。
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