【世界一周の予算】絶対に外せない「高額・特別体験」のリアルな見積もり額(夫婦2人分)
2027年4月に夫婦で世界一周旅行に行く「けい」です。
前回の記事で、「世界一周の予算は、まず『一番お金がかかる体験(特別費)』から考える」というお話をしました。
健康なうちにしか行けないハードな登山や、大自然の絶景。私たちの旅のテーマはそこにあります。街歩きだけの旅にはせず、秘境や大自然にはしっかりお金をかけて、メリハリのある世界一周にしたいと思っています。
では、実際にその「やりたいこと」にはいくらかかるのか?
今回は、私たちがリストアップした高額体験について、夫婦2人分の追加費用として見積もった予算感を公開します。大陸間航空券や街中での宿泊・食費は外して、その体験を組み込むことで純粋に上乗せになる費用をまとめました。 正直、足し算していくと恐ろしい金額になりましたが、これが私たちの「譲れない特別費」のリアルです。
※アイキャッチはAIで作成したイメージです(ChatGPTで生成)。実在の人物を意図したものではありません。
※この記事の金額・ツアー料金・宿泊料金は、公開日(2026年3月31日)時点で確認した情報をもとに、2026年10月のルート変更に合わせて見直したものです。為替、料金、制度は変更される場合があります。最新情報は各公式サイト・各ツアー会社で確認してください。
※円換算は、ECBの2026年9月23日レートを基準に、1 USD ≒ 158円、1 EUR ≒ 180円、1 CHF ≒ 192円、1 NOK ≒ 15円、サウジリヤルはSAMAの公表どおり1 USD = 3.75 SAR(約42円)で概算しています。
【アジア・中東】ヒマラヤと砂漠のリゾート
ヒマラヤトレッキング(アンナプルナ・ベースキャンプ)
- 予算目安(夫婦2人):29万〜35万円
- なぜこの金額か: ネパールのトレッキングはリーズナブルなイメージがありましたが、最近はガイドをつけるのがほぼ必須になってきています。私たちは15社を比べてMagic Expedition Tourに決めました。プーンヒル経由ABCの14泊15日で1人USD895、夫婦2人で約28.3万円です。カトマンズとポカラのホテル、トレッキング中の全食事、ガイド、ポーター、寝袋の貸出まで含まれています。ガイドとポーターへのチップを足して、この金額を目安にしています。
サウジアラビアの砂漠リゾート(アルウラ等)
- 予算目安(夫婦2人):16万〜22万円
- なぜ高いのか: サウジアラビアは近年観光に力を入れていますが、特にアルウラは富裕層向けのラグジュアリーリゾートが中心で、ベース価格がかなり高めです。たとえばバンヤンツリー・アルウラだと、ヴィラが1泊SAR2250(約9.5万円)から。そこにヘグラ遺跡の公式ツアー(1組SAR1000)や税金・食事を加えていくと、たった1〜2泊の滞在でもそれなりの額になります。
【アフリカ】世界一周最大の山場
キリマンジャロ登頂(タンザニア)
- 予算目安(夫婦2人):90万〜110万円
- なぜ高いのか: 入山料、ガイド代がまず高いです。2026年の相場では標準的な7日間ルートで1人USD2500〜3500(約40万〜56万円)もします。国立公園の保全料が高いうえに、ガイドやポーターを何人も雇わないといけないので、どうしてもここが一番大きくなります。さらに前後泊、チップ、装備レンタルなどを足すと、夫婦2人だと100万円近い出費になります。安全と登頂率を買うと思えば、削れない部分です。
サファリロッジ(タンザニア北部)
- 予算目安(夫婦2人):45万〜75万円
- なぜ高いのか: キリマンジャロの後に絶対行きたいサファリ。国立公園入場料に加えて、公園内のロッジ滞在費が高額になります。2026年の相場では3日間のロッジサファリで1人USD900〜1400ほどです。私たちは登山の回復日を挟んだあとに5日間で組む予定です。1人USD1,500〜2,300で、夫婦2人でこの金額になります。ロッジのランクをどこまで上げるかで、上限側に寄ります。
【ヨーロッパ】物価高と山岳インフラの凄み
アルプスの山小屋泊ハイキング(スイス・ドロミテ等)
- 予算目安(夫婦2人):10万〜20万円
- なぜ高いのか: 技術的な登攀は含めず、夏山の山小屋を繋いで歩くハイクを想定しています。スイスの山小屋はハーフボード(1泊2食付き)でCHF60〜90(約1.2万〜1.8万円)が目安です。ロープウェイやケーブルカー、日中の食費も入れると、3〜4泊でこのくらいです。キリマンジャロやパタゴニアと比べると地味ですが、スイスの物価はじわじわ財布に効いてきます。
スイス鉄道の追加費用(Interrail外)
- 予算目安(夫婦2人):5万〜7万円
- なぜ高いのか: Interrailパスで大部分はカバーできるものの、どうしても発生するスイス内の追加出費です。たとえば車窓が最高な「氷河特急(Glacier Express)」はパスが有効ですが、座席指定料(2026年でCHF54/人)が必須。ピラトゥス山などの山岳交通も良くて半額割引です。こうした絶景ルートの指定券や現地移動を積み重ねていくと、パス以外にこれくらいの予算が必要になってきます。
ノルウェーの沿岸航路とオーロラ
- 予算目安(夫婦2人):20万〜35万円
- なぜ高いのか: 北欧はそもそも物価が高く、ホテル相場がベースから高いです。私たちは沿岸急行(Hurtigruten)をキルケネス→トロムソの2日間だけ乗り、トロムソで5日かけてオーロラを狙います。船の区間乗船は1人USD325から(2026年11月出発の最安、食事別)です。1月はこれより上がるとして、2人で11万〜16万円にしました。トロムソのオーロラツアーは1回1人NOK1,600〜2,500で、2回分で9万〜15万円です。
【南米】アクセスの難しさとインフレ
パタゴニアのトレッキング(チリ・アルゼンチン)
- 予算目安(夫婦2人):80万〜110万円
- なぜ高いのか: 南米の中でも突出して物価が高いパタゴニア。トーレス・デル・パイネ国立公園の「Oサーキット」を回る予定ですが、ここが本当に強気な価格設定なんです!2026/27シーズンだとテント泊でも1人USD2330(約37万円)、山小屋泊だとUSD3060。山の中の宿泊だけで夫婦約74万〜98万円に達します。「南米=安い」というイメージは完全に捨てて、一番厚めに予算を取っておきたい地域です。
Oサーキットの宿泊を2つの公式サイトで個別予約する具体的な手順は、パタゴニアOサーキットの予約方法に画面つきでまとめています。
ガラパゴス諸島(エクアドル)
- 予算目安(夫婦2人):42万〜159万円
- なぜ高いのか: 入島料が高い(2024年に大人1人USD200へと倍増!)ことに加え、TCT費用(USD20)も必要です。島に泊まって日帰りツアーで回る場合は、ツアー代(5日間で1人USD1,275〜1,675)と島間の船代を足して、2人で50万〜60万円ほどです。ツアーを4日に減らす場合や上乗せ分も見て、表では42万〜67万円の幅にしています。泊まりがけのクルーズ船にすると、6日間でツーリストスーペリア〜ファーストクラスの船が1人USD3,000〜4,800で、入島料を足して102万〜159万円です。クルーズにするか島泊にするかは検討中です。表には島泊の下限からクルーズの上限までの幅で入れています。本土との往復航空券は航空券の記事に移しました。
アマゾン(エクアドル)
- 予算目安(夫婦2人):20万〜45万円
- なぜ高いのか: ジャングルの奥地へのアクセス費(ボート移動等)を含め、ロッジ滞在とガイド付きアクティビティがすべてパッケージ化されているからです。2026年の料金を見ると、標準クラスのロッジで3日2泊しても1人USD600(約9.5万円)前後はかかります。日数を4日以上に延ばしたり、より快適なエコロッジへ上げると夫婦で40万円台まで跳ね上がるので、ロッジと日数は現地に近づいてから体力・気分と相談しながら決める予定です。
【アフリカ南部】滝のアクティビティ
ビクトリアの滝(ジンバブエ)
- 予算目安(夫婦2人):5万〜12万円
- なぜ入れるのか: ジンバブエ側の国立公園の入園料が1人USD50かかります。ヘリコプターの遊覧飛行(1人USD150前後)、ザンビア側のデビルズプール(1人USD150〜200)、ザンベジ川のサンセットクルーズ(1人USD60前後)のどれを入れるかで変わります。10月下旬は水量が少ない時期です。滝そのものより渓谷やアクティビティに寄せるつもりです。
合計するとかなり大きい金額…でも削らない
ここまでの特別費を一覧にすると、次のようになります。
| 体験 | 予算目安(夫婦2人) | 主な見方 |
|---|---|---|
| ヒマラヤトレッキング | 29万〜35万円 | 14泊15日の現地ツアー費とチップ |
| サウジアラビアの砂漠リゾート | 16万〜22万円 | 宿泊、遺跡ツアー、食事など |
| キリマンジャロ登頂 | 90万〜110万円 | 入山料、ガイド、前後泊、チップ、装備レンタルなど |
| サファリロッジ | 45万〜75万円 | 5日間のロッジサファリ |
| アルプスの山小屋泊ハイキング | 10万〜20万円 | 山小屋泊、山岳交通、食費など |
| スイス鉄道の追加費用 | 5万〜7万円 | 座席指定料やInterrail外の山岳交通 |
| ノルウェーの沿岸航路とオーロラ | 20万〜35万円 | キルケネス→トロムソの船とオーロラツアー |
| パタゴニアのトレッキング | 80万〜110万円 | Oサーキット周辺の宿泊・移動・食費 |
| ガラパゴス諸島 | 42万〜159万円 | 入島料、日帰りツアーまたはクルーズ |
| アマゾン | 20万〜45万円 | ロッジ滞在とガイド付きアクティビティ |
| ビクトリアの滝 | 5万〜12万円 | 入園料とアクティビティ |
ここまで挙げた「高額体験」の概算を合計すると……。
特別費の合計概算:およそ362万円 〜 630万円(夫婦2人分)
幅が大きいのは、ガラパゴスをクルーズにするかどうかで100万円近く動くためです。
これ、まだ「日本から出発して現地を繋ぐ航空券」も「日々の細々とした宿代・食費」も「海外旅行保険」も入っていない状態での金額です!
でも、これらの体験を削ってしまえば「何のために数百万かけて世界一周に出るのか?」がブレてしまいます。健康なうちに、自分たちの足で最高の景色を見る。その目的のために、ここは先に確保しておきたい費用です。
この金額を見て、どう考えるか
正直に言うと、他の部分をかつかつまで節約して捻出しようとは、あまり思っていません。この旅は1年間という長い時間を使う旅で、毎日を窮屈に過ごすために出るわけではないからです。
もちろん無駄遣いはしませんが、普段の街歩きや食事も、それなりに楽しみながら過ごしたい。ただ、ここに挙げた特別体験だけは削るつもりがありません。
間違いなく、これらの体験はこの旅のハイライトになると思います。でも、そもそもこの旅自体が、私たちの人生のハイライトです。
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各費目を合計した夫婦2人・約1年の総額は、世界一周の予算はいくら?|夫婦2人・約1年の費用を総まとめで確認できます。
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