準備編

世界一周の航空券費用はいくら?|夫婦2人の見積もりと、ANAマイルを使う区間の考え方

世界一周の航空券費用とANAマイルの使い方を考えるイメージ
20xxworldodyssey

2027年4月に夫婦で世界一周旅行に行く「けい」です。

前回の記事で、高額体験(キリマンジャロ・パタゴニア・ガラパゴス等)の費用を合算したところ、夫婦2人で420万〜600万円という数字になりました。今回は、予算の大きな柱のもう一本、航空券の費用感をまとめます。

世界一周の航空券費用は「高いのはわかるけど、具体的にいくらか見当がつかない」という部分だと思います。結論から言うと、手配の仕方と区間の組み方によってかなり変わります。私たちがどう考えているかを公開します。

アイキャッチはAIで作成したイメージです(ChatGPTで生成)。実在の人物を意図したものではありません。


長距離便が航空券予算の骨格になる

個別手配の場合、航空券費用の中心になるのは大陸間の長距離便です。域内の移動や鉄道は後からでも調整できますが、大陸間便は席数が限られていて、時期が近づくほど価格が上がりやすい区間が多いです。

私たちのルートで、現金で手配する予定の長距離便は以下のとおりです(マイル使用区間を除く)。

区間時期夫婦2人の見積もり
日本 → ネパール2027年4月6万〜12万円
ノルウェー → インド2028年2月ごろ14万〜22万円
インド → 日本2028年4月8万〜14万円

実際の検索例でも、東京→ネパールは往復£297前後から、オスロ→インドは片道£197前後から、デリー→日本は片道£144前後から出ています。日程と空港次第で変わりますが、おおよそこの水準で見込んでいます。


ANAマイルの使い方は2案で考える

どの区間にマイルを使うかで、全体の現金費用はかなり変わります。

まず前提として、私たちが今持っているANAマイルは合計で約15万〜20万マイル程度です。ANAの提携航空会社特典航空券は2025年6月24日以降の予約・発券分から片道利用が可能になったので、往復分をまとめてではなく、区間ごとに使いやすくなりました。ただし特典発券でも、税金・空港使用料・燃油特別付加運賃などは別途必要です。

今比較しているのは、次の2パターンです。

A案:ヨーロッパ⇔南米にANAマイルを使う

この案では、南米への出入りを特典航空券で押さえます。すると現金で手配する長距離便は、日本→ネパール、アジア→アフリカ、アフリカ→ヨーロッパ、ノルウェー→インド、インド→日本になります。

この案は、現金部分が比較的まとまりやすいのがメリットです。南米は旅のハイライトになりやすい一方で、移動距離も長く、往復でまとまった費用が出ます。ここをマイルで押さえられれば、全体の現金予算はかなり見通しやすくなります。

一方で、欧州⇔南米は有償でも比較的安い日が出る区間でもあります。検索例では、フランクフルト→ブエノスアイレス往復が£692前後、リスボン→サンパウロ往復が£484〜£503前後、マドリード→ペルーは片道£212から、リマ→スペインは片道£364からといった水準が出ています。都市の組み合わせ次第では、有償で買っても現金の持ち出しが想定内に収まる区間でもあります。

B案:アジア→アフリカ、アフリカ→ヨーロッパにANAマイルを使う

この案では、ネパールのあとにコロンボやクアラルンプールを経由してアフリカへ入り、南部アフリカからヨーロッパへ抜ける流れにマイルを充てます。すると現金で手配する長距離便は、日本→ネパール、ヨーロッパ→南米、南米→ヨーロッパ、ノルウェー→インド、インド→日本になります。

この案は、旅の流れにそのまま乗せやすいのがいいところです。ルートとして自然なので、特典を入れた後も予定が組みやすいです。

ただし、現金側に戻るヨーロッパ⇔南米の費用をきちんと見積もらないと、全体像が軽く見えすぎます。また、アジア→アフリカやアフリカ→ヨーロッパも決して安い区間ではありません。検索例では、クアラルンプール→南アフリカが片道£299前後から、コロンボ→タンザニアが片道£352前後から、ヨハネスブルク→ドイツが片道£245前後から出ています。有償で買えばそれなりにまとまった出費になります。

必要マイル数と2案の比較

ANA提携特典チャートでは、片道マイル数は往復の半分になります。

  • 欧州・ロシア2⇔中南米:片道エコノミー35,000マイル(往復70,000マイル)
  • アジア2・ロシア3⇔アフリカ・中東:片道エコノミー36,000マイル(往復72,000マイル)
  • アフリカ・中東⇔欧州・ロシア2:片道エコノミー30,000マイル(往復60,000マイル)

1人あたりの必要マイル数は、A案(欧州⇔南米の往復)が70,000マイル、B案(アジア→アフリカ+アフリカ→欧州の片道2区間)が66,000マイル。差は4,000マイルで大きくありません。手持ちのマイルが15万〜20万マイルあれば、どちらも夫婦2人分(各1人分×2)を賄える水準です。

マイル数の差よりも、実際に特典枠が取れるか・有償との差額がどのくらいかを見て決めるつもりです。

今のところ、現金総額だけを見るとA案の方が少し安く収まりそうです。欧州⇔南米は競合が多く、有償でも意外と安い日があります。そうなると、「ここは現金で買って、マイルはもっと高くつく区間に回した方がよかった」となりやすい区間でもあります。一方で、必要マイル数そのものは重いため、特典枠が希望時期に取れるなら、現金支出を大きく抑えられる区間でもあります。

ただし、これはまだ確定ではありません。特典航空券は、2人分の枠が希望時期に取れるかどうかが重要です。逆に、アジア→アフリカやアフリカ→ヨーロッパの有償価格が想定より上がれば、B案が逆転することも十分あります。


私たちの航空券費用、今は2パターンで見ている

現時点での整理はこうなります。

パターンA

  • ANAマイル:ヨーロッパ⇔南米(1人あたり往復70,000マイル)
  • 現金で手配する長距離便:日本→ネパール、アジア→アフリカ、アフリカ→ヨーロッパ、ノルウェー→インド、インド→日本
  • 現金部分の目安:約75万〜125万円 + 域内便・LCC

パターンB

  • ANAマイル:アジア→アフリカ(36,000マイル)+アフリカ→ヨーロッパ(30,000マイル)=1人あたり計66,000マイル
  • 現金で手配する長距離便:日本→ネパール、ヨーロッパ→南米、南米→ヨーロッパ、ノルウェー→インド、インド→日本
  • 現金部分の目安:約93万〜153万円 + 域内便・LCC

出発都市や日程次第で数字は動きますが、今の見積もりではA案の方が少し軽く見えます。まずA案を基準にしながら、実際の特典枠と有償運賃を確認して最終判断するつもりです。


域内便・LCCは別枠で考える

長距離便とは別に、52週分の域内移動のコストも当然かかります。地域によって相場がかなり異なり、おおよそ以下のような水準で考えています。

地域主な移動手段1区間の目安(1人)
アジア(東南アジア・インドなど)LCC中心5,000〜15,000円
ヨーロッパユーレイルパス/LCCパス別途・LCCは5,000〜20,000円
アフリカ(東アフリカ〜南部アフリカ)フルサービス便中心15,000〜40,000円
南米LCC・国内線8,000〜25,000円
中央アジアLCC・バス5,000〜20,000円

気をつけたいのは、LCCを運賃だけで判断しないことです。見た目は安くても、受託手荷物や座席指定を足すと一気に上がることがあります。私たちは預入荷物ゼロで旅をする予定ですが、1年間の長期旅行でそれを徹底できるかは正直なところ自信がありません。なので、最安値ではなく荷物込みの実質価格でも対応できるよう、ある程度の余裕を見て考えています。候補日の絞り込みにはSkyscannerの月全体検索を使い、荷物込みの実質価格の確認にはGoogle Flightsが見やすいので、この2つを組み合わせて判断しています。


予約の基本方針

費用の話とセットで、どう買うかの方針もまとめておきます。

  • まずは長距離便と特典枠を優先して確認する:全体予算の骨格はここで決まる
  • 域内便は後ろに残す:旅の後半は「もう少しここにいたい」が出やすいので、先に全部固定しない
  • 自己乗継は慎重に:別切り航空券をつなぐ区間は、十分なバッファを取る
  • 購入は航空会社の公式サイトで:比較サイトで見つけた便でも、最後は公式サイトで総額と条件を確認する

詳しい予約戦略はこちらの記事にまとめています。


まとめ

世界一周の航空券費用は、「高い区間にマイルを使えばいい」という単純な話ではありません。必要マイル数・特典枠が取れるか・有償との差額・旅程への入れやすさ、この4つが揃わないと判断できないからです。

今の時点では:

  • 航空券費用の中心は長距離便
  • ANAマイルは「ヨーロッパ⇔南米」と「アジア→アフリカ+アフリカ→ヨーロッパ」の2案で比較中
  • 現金総額だけを見ると、現時点では「ヨーロッパ⇔南米にマイルを使う案」がやや有力
  • ただし最終判断は、実際の特典枠と有償運賃を確認してから
  • 域内便は旅程の柔軟性を残すため、後回しにできる区間を残しておく

前回の特別体験費用(420万〜600万円)に今回の航空券費用を加えると、旅の主要コストの大枠が見えてきます。引き続き、予算シリーズとして他の費目もまとめていく予定です。


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ABOUT ME
けい
けい
2027年4月に夫婦で世界一周予定。出発前の準備、費用、制度、航空券比較を公式情報と実際の計画に基づいて記録しています。
はじめまして、けいです。35歳、妻と2人で2027年に仕事をやめて世界一周旅行に出発する予定で、その準備の過程を記録するためにこのブログを始めました。 これまでに私はアジア・ヨーロッパ・南米を中心に12カ国以上を旅してきました。妻もチリ・カンボジア・ハワイなど独自のルートで旅をしており、夫婦2人ではインドネシアのブキットワランのようなツアーでは行きにくい場所も含め、ニュージーランド・オーストラリア・シンガポールなども一緒に旅しています。
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