ルート・航空券

世界一周の予備日はどこに入れる?|長期旅行の天候・移動・体調に備える余白の作り方

世界一周の予備日を考えながら、宿の中庭で旅程カードを並べる夫婦
20xxworldodyssey

2027年4月に夫婦で世界一周旅行に行く「けい」です。

世界一周の日程表を作るとき、最初に悩んだのが「予備日をどこに入れるか」でした。長期の旅では、飛行機の遅れ、体調不良、天候待ち、固定ツアーの日程変更などで、数日単位のずれが出ることがあります。

この記事では、私たちの日程表を例に、予備日を「天候予備」「回復予備」「緩衝予備」の3つに分けて整理します。

予備日は登山後、長距離移動後、天候に左右される地域、固定予約が続く区間に厚めに置くことにしました。合計で32日です。

※アイキャッチはAIで作成したイメージです(ChatGPTで生成)。実在の人物を意図したものではありません。


なぜ予備日が必要か

1年近く動けば、日程が崩れる場面はどこかで出てきます。私たちのルートで特に気になったのはこのあたりでした。

  • 飛行機の遅延・乗り継ぎ:大陸をまたぐ移動が多く、1本遅れると翌日以降にずれ込む。
  • トレッキング後の疲労・高山病:ネパールやキリマンジャロは、登山そのものより下山後の回復に日数が要る。順化日も必要になる。
  • 天候待ち:パタゴニア、アルプスのハイキング、北欧のオーロラは、その日の天気で行動できるかどうかが変わる。
  • ツアー日程のズレ:現地ツアーは出発日が決まっていて、こちらの到着がずれると次の予約が連鎖して動く。

どれも長く動けばどこかで必ずぶつかるものとして、最初から織り込んでおくことにしました。


世界一周の予備日は何日くらい必要か

予備日を何日入れるかは、旅の期間や行き先によって変わります。私たちの場合は、1年近い世界一周なので、数日だけを最後に残すのでは足りないと考えました。

区間ごとに2〜5日の予備日を置き、固定予約の前後に1〜2日だけ挟む短い緩衝とは分けています。全部で32日で、335日の日程の1割弱です。

日数を決めるより、「ずれると困る場所」から逆算して余白を置く方が考えやすかったです。


予備日は3種類に分けて考える

崩れる要因を並べているうちに、予備日にも性格の違う3つがあると気づきました。

天候予備は、置く場所が決まっている予備日です。パタゴニアやオーロラのように「その場所でしか使えない」もので、動かせません。歩ける日・見られる日を待つための枠です。

回復予備は、登山や長距離移動のあとに置く予備日です。予定通りに動けたとしても、疲れが残っていれば休むために使います。使わなければ、洗濯や荷物整理、軽い街歩きに回せます。

緩衝予備は、予約が決まっている予定どうしをつなぐための予備日です。高額ツアー、島間移動、ロッジ、帰国便のように、ずれると次の予定に響くものの前後に置きます。

この3つを分けて考えると、「ここは天候予備だから減らせない」「ここは回復用だから前後で融通できる」「ここは固定予約の衝突を避けるために必要」と判断しやすくなりました。


世界一周の予備日をどこに置いたか(日程表の実例)

日程表のどこに予備日を入れたか、まず一覧にするとこんな感じです。

場所・時期 日数 予備日の種類 何に備えるか
ジョージア(6月) 5日 緩衝予備 中央アジアからコーカサスへ、国境を4回またぐ区間のずれ
スイス(8月) 3日 天候予備 ハイキングの天候待ち
タンザニア(10月) 4日 回復予備・緩衝予備 登山後の疲労、サファリとザンジバルの日程調整
南アフリカ(11月) 3日 回復予備 アフリカ縦断のあとの休養
イスタンブール(12月〜1月) 5日 緩衝予備 中東3か国の日程のずれ、冬装備への入れ替え
オスロ(1月) 2日 緩衝予備 南米への国際線の前
パタゴニア(1〜2月) 5日 天候予備・回復予備 Oサーキットの天候待ち、下山後の休養
エクアドル(2〜3月) 5日 天候予備・緩衝予備 アマゾンとガラパゴスクルーズの運航日のずれ
固定ツアーの前後 各1〜2日 緩衝予備 登山、クルーズ、ロッジの予約日どうしの衝突

予備日は、崩れたときの影響が大きい場所に寄せました。

ネパールは、確定しているABCのツアー(14泊15日)をそのまま当てはめていて、予備日は置いていません。

表の日数は、その日を丸ごと空けておく意味ではありません。区間の中に余白を持たせるつもりです。予約を入れる段階では、現地ツアーや航空券の日程に合わせて、数日単位で調整します。

長距離移動のあとは緩衝予備と回復予備

大陸をまたぐ移動の直後は、乗り継ぎのずれと時差を吸収するために余裕を持たせました。中東3か国のあとのイスタンブールは、休息と装備の入れ替えに9日、予備に5日を置いています。中東の日程がずれても、ここで吸収してノルウェーの便に間に合わせるための枠です。オスロの2日は、南米への長い移動の前に置いた緩衝です。

トレッキングの下山後は回復予備

キリマンジャロのあとは回復に3日を取ったうえで、タンザニアの終わりに4日の予備を残しました。登る日数だけで組まず、戻ってから動けるようにするためです。南アフリカの3日は、タンザニアからビクトリアの滝と続いたあとの休養にあてます。

天候に左右される場所は天候予備

パタゴニアはOサーキットの後ろに5日を置きました。スイスも天候次第で調整できる3日を入れています。エクアドルの5日は、アマゾンのロッジとガラパゴスのクルーズの運航日に合わせるための枠です。

国境を続けてまたぐ区間は緩衝予備

ウズベキスタンからキルギス、アゼルバイジャン、ジョージアと、1か月のあいだに国境を4回またぎます。この区間の終わりのジョージアに5日を置き、途中のずれをここで吸収します。

補足:出発日が固定のツアーが続く区間は、別に1〜2日

ガラパゴスのクルーズやアマゾンのロッジのように、出発日や送迎が決まっているツアーが続く区間は、片方が押すともう片方の予約が連鎖します。区間の予備日とは別に、ツアーとツアーの間に1〜2日だけ挟んでおきます。


余った予備日は中継地で使う

予備日は、使わずに済めばそれでいい枠です。余ったときに何をするかは、先に決めておきました。

余った日数は、飛行機の中継地で1〜2泊する形にすると使いやすいと考えています。乗継都市で街歩きや休養、洗濯、次の区間の予約調整をすれば、ただの空き日にはなりません。「もしものための保険」と「中継地での休養」の両方に使えるようにしておけば、組んだ日数が無駄になりにくいはずです。


予備日で注意したいシェンゲン協定と費用

予備日を入れるときに、2つだけ気をつけたことがあります。

ひとつはシェンゲン協定です。欧州に予備日を多く置くと、90/180ルールの滞在日数を使ってしまいます。私たちは夏の欧州67日と1月のノルウェー13日で合計80日です。欧州の中で余裕を取りすぎると90日の枠が足りません。予備日はジョージア、タンザニア、イスタンブールなど非シェンゲン区間に寄せ、欧州の中はスイスの3日とオスロの2日だけにしました。シェンゲンの考え方は別記事にまとめています。

もうひとつは費用です。予備日が増えれば、その分だけ宿泊費と食費がかかります。崩れやすい場所に絞って予備日を置いたのは、安全のためと、闇雲に余裕を足して費用がふくらむのを避けるためです。実際の費用感は宿泊費・食費の記事で試算しています。


まとめ|予備日は崩れやすい場所から考える

予備日は、旅程が崩れやすい場所を先に見つけておくための考え方だと感じています。

細かい日数は航空券やツアー予約の段階で変わる可能性がありますが、どこに余白が必要かを先に決めておくと、ルート全体を見直しやすくなります。

「崩れたときにどこで吸収するか」を先に考えておいてよかったと思っています。

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ABOUT ME
けい
けい
2027年4月に夫婦で世界一周予定。出発前の準備、費用、制度、航空券比較を公式情報と実際の計画に基づいて記録しています。
はじめまして、けいです。35歳、妻と2人で2027年に仕事をやめて世界一周旅行に出発する予定で、その準備の過程を記録するためにこのブログを始めました。 これまでに私はアジア・ヨーロッパ・南米を中心に12カ国以上を旅してきました。妻もチリ・カンボジア・ハワイなど独自のルートで旅をしており、夫婦2人ではインドネシアのブキットワランのようなツアーでは行きにくい場所も含め、ニュージーランド・オーストラリア・シンガポールなども一緒に旅しています。
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