世界一周の航空券を個別手配する方法|Skyscanner・Google Flights・Kiwi.com比較
2027年4月に夫婦で世界一周旅行に行く「けい」です。
前回の記事で、私たちはRTW(世界一周航空券)ではなく、航空券を区間ごとに個別手配していく方針にしました。 では実際に、個別手配はどう進めるのか。
私はSkyscannerをメインに使います。 月全体で最安日を探しやすいこと、LCC(格安航空会社)を含めて広く比較できること、単純に自分が使い慣れているからです。
ただ、1つのサイトだけで完結させるつもりはありません。 Skyscannerで候補日を出し、Google Flightsで条件を整理し、通常検索で出にくい区間だけKiwi.comも確認する。 この使い分けが、今のところいちばん現実的だと考えています。
「世界一周航空券と個別手配はどっちがいい?」や「世界一周の計画の立て方|行きたい国リストを”週割り日程”に落とす」をまだ読んでいない方は、先にそちらを読むと流れがつかみやすいと思います。 今回は、個別手配で使う検索ツールの特徴と使い分けを整理します。
アイキャッチはAIで作成したイメージです(ChatGPTで生成)。実在の人物を意図したものではありません。
個別手配の基本フロー|最安探しより先に「旅程の骨格」を決める
個別手配で最初にやることは、いきなり最安値検索を始めることではありません。 週割り日程からどの区間が旅程の骨格なのかを切り分けます。
- 大陸間の長距離便=先に固める骨格
- 域内の短距離便=後から調整しやすい区間
長期旅行では、一区間ごとの最安値よりも、全体の旅程が崩れにくいことのほうが大事です。 ハイシーズン・便数の少ない区間・登山や離島移動の前後に入る便は、安さよりも確実性を優先したほうが失敗しにくい。
実際の検索は、こんな順番で進めるつもりです。
| ステップ | やること | 使うツール |
|---|---|---|
| ① 候補日を出す | 月全体検索で安い日を探す | Skyscanner |
| ② 条件を整理する | 所要時間・荷物込み価格・価格推移を見る | Google Flights |
| ③ 変則ルートを確認する | 通常検索で出にくい区間だけ追加で探す | Kiwi.com |
| ④ 購入先を決める | 公式サイトと比較して最終的に予約する | 航空会社公式サイトなど |
旅程の骨格を決めてから、検索ツールを役割分担で使うイメージ。
私がSkyscannerをメインにする理由
Skyscannerは、航空会社やOTA(オンライン旅行代理店。Trip.comやExpediaのように、航空会社の代わりに航空券を販売するサイト)の価格をまとめて比較できる検索サービスです。 いちばん便利だと感じているのは、やはり「月全体」検索です。
長期旅行では、「この日しか無理」というより、 「この週のどこかで動ければいい」 という場面が多い。
日ごとの価格差をまとめて見られるのはかなり助かります。 価格アラートを使えば、候補区間の値動きも追いかけやすい。
Skyscannerをメインにしたい理由をまとめると
- 月全体で最安日を探しやすい
- LCCを含めて広く比較できる
- OTAの価格差も見比べやすい
- 使い慣れていて検索が早い
Skyscannerで出た価格はそのまま鵜呑みにしません。 手荷物・座席指定・変更条件まで含めると、思ったほど安くないことがよくあります。
OTA経由の便は、表示価格は安く見えても、最終的な条件を開くと話が変わることがある。 Skyscannerで最安日を探して終わりではなく、そのあと購入条件まで確認する前提で使います。
| Skyscannerの主な機能 | 説明 |
|---|---|
| Whole Month(月全体検索) | 出発月を指定して、日ごとの価格を一覧で見られる |
| 最安月検索 | 年間の中で安い月を探すとき向き |
| 「どこでも」検索 | 行き先が固まっていないときに候補を広く見られる |
| Price Alerts | 気になる区間の価格変動を追いかけられる |
| OTA比較 | 同じ便を複数の販売元で見比べられる |
Google Flightsは「買うところ」ではなく「判断するところ」
Google Flightsも検索・比較に強いツールです。 片道、往復、マルチシティ検索ができて、カレンダーや価格推移も見やすいので、私は条件整理用として使います。
便利だと感じるのは、 「この便は安いけれど、所要時間が長すぎないか」 「荷物代を入れると本当に安いのか」 を見やすいところです。
私たちはすべて手荷物でいくつもりですが、長期旅行では受託手荷物が必要になる場面も多いので、運賃だけでなく荷物込みの実質価格はかなり大事です。 Google Flightsは「安さだけでは決めないための確認役」として相性がいい。
Google Flightsは基本的には通常ルートの比較に向いていますが、条件によっては別切りやself-transferの候補が出ることもあります。 表示された旅程が「通し航空券なのか」「別チケットに近い形なのか」は見ながら判断したいところです。
Google Flightsは自社で航空券を販売しておらず、実際の購入は航空会社やOTAのサイトへ進む形です。 私にとっては予約サイトそのものというより、比較して判断するための場所です。
| Google Flightsの主な機能 | 説明 |
|---|---|
| 価格カレンダー | 日ごとの価格差を見ながら候補日を絞れる |
| 価格グラフ・追跡 | 値動きを見ながら買い時を判断できる |
| Explore(地図検索) | 行き先候補を広く見たいとき向き |
| Bags関連の比較 | 荷物込みでの実質価格を確認できる |
| フィルター | 乗り継ぎ回数、時間帯、航空会社などで整理できる |
| マルチシティ検索 | 複数区間をまとめて見るとき向き |
Kiwi.comは「変則ルート確認用」として見る
Kiwi.comは、SkyscannerやGoogle Flightsとは少し性格が違います。 検索して比較するだけでなく、通常の検索では出にくい組み合わせを提案してくるのが特徴です。
提携していない航空会社どうしを組み合わせたルートや、少し変則的な乗り継ぎが出てくることがあり、普通に探すとつながりにくい区間では一度見る価値があります。
ただ、Kiwi.comで気をつけたいのがself-transfer(自己乗継)です。 一枚の通し航空券ではなく、別々のチケットをつないで移動する形に近いので、前の便が遅れたときや、荷物の受け取り・再チェックインが必要なときに負担が大きくなりやすい。
Kiwi.comにはDisruption Protection、Connection Protection、Transfer Protectionなどの保護サービスがありますが、航空会社の通し航空券と同じ意味ではありません。 補償や手配の範囲には条件があるので、内容を読んだうえで使う前提です。
私はKiwi.comを、 「こういうつなぎ方もあるのか」を確認するための補助ツールとして使います。
安いルートが見つかる可能性はありますが、飛びつくのではなく、 そのルートが自分たちの旅程に合うかどうかを慎重に見るほうが大事です。
| Kiwi.comの主な機能 | 説明 |
|---|---|
| バーチャル・インターライニング | 通常はつながりにくい航空会社どうしの組み合わせを提案 |
| Nomad | 複数都市の候補をまとめて見るとき向き |
| 保護サービス | 条件つきで補助や保護がある場合もある |
| マルチシティ検索 | 複数区間をまとめて探せる |
| 半径検索 | 都市ではなく周辺エリアで候補を探せる |
3ツール比較まとめ
ここまでの内容を、ざっくり比較するとこんなイメージです。
| 比較項目 | Skyscanner | Google Flights | Kiwi.com |
|---|---|---|---|
| 種類 | 検索・比較向き | 検索・比較向き | 予約まで含む使い方がしやすい |
| LCCの比較 | 比較的強い | 広め | 広め |
| 最安日探し | 月全体で見やすい | カレンダーで確認しやすい | カレンダー中心 |
| マルチシティ | 基本的な使い方向き | 基本的な使い方向き | 比較的強い |
| 変則ルート探し | 基本は通常ルート向き | 基本は通常ルート向き(条件次第でself-transferが出ることも) | 強みがある |
| 荷物込み比較 | やや確認が必要 | 見やすい | 条件確認が必要 |
| トラブル時のわかりやすさ | 販売元次第 | 購入先次第 | 仕組みをよく読む必要あり |
| 私の位置づけ | メインの検索ツール | 判断・確認ツール | 補助的に使うツール |
まとめ
個別手配は、1つのツールで全部完結するものではありません。 安い日を見つけるのが得意なツール、条件整理がしやすいツール、変則ルートに強いツール。それぞれ少しずつ違います。
私は、
- Skyscannerで候補日を出す
- Google Flightsで条件を確認する
- Kiwi.comで変則ルートだけ追加で見る
- 最後は公式サイトも含めて購入先を比較する
という流れで進めます。
安さだけに寄りすぎず、条件や安心感も含めて判断しやすいやり方です。
個別手配は、RTWのようにルールがまとまっているわけではないぶん、少し手間はかかります。 でもそのぶん、季節や旅程に合わせて調整しやすいのが大きな強みです。
私たちはその柔軟性を重視して個別手配を選びました。 検索ツールをうまく使い分けながら、安さと安心のバランスが取れる探し方をしていきたいと思います。
今度記事で、見つけた便をどの区間から押さえるか、自己乗継やLCCの荷物ルールにどう注意するか、どれくらい先まで予約するかを整理する予定です。
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