世界一周のカメラはどうする?|Insta360 X6とOsmo Pocket 3の2台にした理由
2027年4月に夫婦で世界一周旅行に行く「けい」です。
装備費の記事では、カメラは「共用1台・80,000円・所有済み」で見込んでいました。持っていたDJI Osmo Pocket 3のことです。その後、360度カメラのInsta360 X6を買い足して、この2台で行くことにしました。
私はカメラに詳しくありません。詳しくない人間が、世界一周の記録用に何を選んだかを書きます。8月末にバリ島へ行く機会があり、2台とも9日間使ってきました。2台の使い分けと、使ってみて分かった撮影データの量も、この記事に入れました。
※記事内の製品仕様・価格の確認日:2026年10月18日。
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一眼・ミラーレスは持っていかない
一眼レフやミラーレスは持っていきません。持ったことがないし、使いこなせるほど詳しくもありません。
荷物の重さから見ても無理です。私たちの荷物はLCC機内持ち込みが基準で、バックパックの中身に使えるのは1人6kgです。レンズを付けると数百gから1kgになるカメラは、この枠に収まりません。
旅の記録は動画が中心です。写真も2台のカメラかiPhoneで撮っていて、それで困ったことはありません。
選んだ2台
Insta360 X6:画角を気にしなくていい
X6は2026年8月12日に発売された360度カメラで、標準版の価格は118,000円です。重さは196gで、8K(最大50fps)の360度動画が撮れます。8K30fpsなら1回の充電で最長140分撮影できます(公称値)。本体だけで20mの防水(IP68)です。雨やビーチでもケースなしで使えます。
360度カメラにしたいちばんの理由は、画角を気にしなくていいことです。普通のカメラだと、撮っている間はずっとどこを映すか考えています。旅先でそれをやると、撮るほうに気を取られて、目の前の景色や会話が頭に入ってきません。360度カメラは周りが全部写ります。電源を入れて持っているだけで済みます。どこを切り出すかは、帰ってからPCのInsta360 Studioで決めます。
私が買ったのはエッセンシャルキット(135,000円)です。標準版との差は17,000円で、予備バッテリー1個、急速充電ケース、114cmの見えない自撮り棒、レンズキャップが付いてきます。
DJI Osmo Pocket 3:夜に強い
Pocket 3は3軸ジンバル付きの小型カメラで、1インチセンサーを積んでいます。重さは179gで、動画は4K120fpsまで撮れます(私は4K60fpsで撮っています)。電池は内蔵式(1,300mAh・10.01Wh)です。もともと持っていたカメラで、装備費の記事の「カメラ1台」はこれのことです。買ったのはクリエイターコンボです。
バリで2台を使い比べたところ、夜の映像はPocket 3のほうが明らかにきれいでした。センサーが大きいぶん、暗い場所に強いのだと思います。本体にジンバルが付いているため、手ぶれの激しい場面でもPocket 3のほうがきれいに撮れます。こちらも実際に差が出ました。日中はX6を使い、日が落ちたらPocket 3に持ち替えることにしました。
持っていくものと重さ
カメラ本体はPocket 3が179g、X6が196gで、2台合わせて375gです。

Pocket 3はクリエイターコンボを一式持っていきます。広角レンズ、DJI Mic 2の送信機、バッテリーハンドル、ミニ三脚、1/4インチねじ穴付きのハンドル、キャリーバッグが入っています。付属品をキャリーバッグに詰めて量ると365gでした。
X6のほうは、予備バッテリーを入れた急速充電ケース(124g)、114cmの見えない自撮り棒(135g)、交換レンズキット(箱ごと171g)を持ちます。コンボのミニ三脚は、X6の自撮り棒の下にも付けられました。



重さはキッチンスケールで量りました。付属品を全部足すと795gで、カメラ本体と合わせて1,170gになります。カメラまわりはバックパックに入れず、手荷物として持ち歩きます。中身6kgには含めていません。
バリで9日間使ってみた
2026年8月28日から9月5日まで、2台で撮ったデータの合計は519GBでした。1日平均で約58GBです。設定はX6が8K30fps、Pocket 3が4K60fpsでした。
バリに行く前は、ポータブルSSD 2TBで330日分をまかなうつもりでいました。1日あたりにすると約6GBです。動画のファイルサイズを甘く見ていました。
X6を買ったばかりで、ふだんの旅より多めに撮ったとは思います。世界一周では撮りたい景色が毎日続くので、このくらい撮るかもしれません。
2台を同時に使ったのはバリが初めてです。日中はX6・夜はPocket 3という配分は、世界一周の途中で変わるかもしれません。
X6は、連続して撮っていると本体の発熱が気になりました。熱で撮影が止まることは9日間で一度もありませんでした。
望遠がないのが欠点
この2台には望遠がまったくありません。X6は360度、Pocket 3は広角の単焦点レンズで、遠くのものを大きく撮ることはできません。見たものを記録するという意味では、必須の機能ではないと思っています。
望遠の付いたジンバルカメラは、2026年に2機種出ました。DJIのOsmo Pocket 4Pは、1インチの広角(20mm相当)に60mm相当の中望遠レンズを加えた2眼で、重さは230g、スタンダードコンボは99,000円です。Insta360のLuna Ultraも1インチの広角(20mm相当)と60mm相当の望遠の2眼で、最大15倍(300mm相当)まで寄れます。重さは233g、標準版は119,800円です。どちらもPocket 3より50gほど重くなります。望遠を優先するなら、Pocket 3の代わりにこのどちらかを選ぶ手があります。
※どちらも私は使っていません。
撮影データをどう守るか
1年の旅で失ったら一番困るのは、撮った映像です。盗難や故障で消えないように、できる範囲でコピーを分けて持ちます。
iPhoneの写真はクラウドに自動で
iPhoneの写真は、宿のWi-Fiにつながると自動でクラウドに上がる設定にしておきます。スマートフォンごと盗まれても写真は残ります。通信の悪い地域では同期が追いつきません。都市に着いたときにアップロードが済んでいるか確認します。
カメラのデータは日本に送り、SSDは一時置き場
カメラのデータは量が違います。1日58GBのペースだと、2TBのSSDは35日で埋まります。330日なら19TB近くになり、それだけのSSDを持ち歩くのは無理があります。
日本に置くNAS(ネットワーク接続のハードディスク)へ旅先から送るつもりです。SSDは送り終わるまでの一時置き場にして、送った分から消していきます。カメラで撮った静止画も同じ扱いです。NASのデータをもう1か所に複製するのは、持っていく記録媒体の容積でも予算でも難しく、そこまではしません。
SDカードとSSD
microSDカードは500GBと1TBの2枚を使っています。Pocket 3に500GB、X6に1TBを入れています。どちらもUHS-I V30以上のカードで、最大1TBまで使えます。バリにはこの2枚に加えて、念のため2TBのポータブルSSDも持っていきました。9日間ならカードだけで足りて、SSDは使いませんでした。カードもSSDも電池が入っていないので、機内持ち込みの制限はありません。
持ち歩くときは、SSDとカメラを別のバッグに入れます。片方が盗まれても、もう片方にデータが残ります。パスポートや保険証券のスキャンも、クラウドとSSDの両方に置いておきます。
電池と充電
X6の電池は交換式で、予備はエッセンシャルキットに付いていた1個です。公称値は8K30fpsで最長140分(耐久モード)です。バリでは部屋に戻るたびに充電し、電池1個で9日間足りました。持ちは公称値と大きく変わらない印象です。予備は使いませんでしたが、世界一周には持っていきます。
Pocket 3の電池は内蔵式です。コンボに付いてきたバッテリーハンドル(950mAh)を付けると、駆動時間が約62%延びます(公称値)。日中はモバイルバッテリーからも充電します。
飛行機では、カメラの予備バッテリーはモバイルバッテリーとは別に扱われ、100Wh以下なら個数の制限はありません。Pocket 3の内蔵電池は10.01Wh、X6の電池は2,600mAhで、どちらも100Whを大きく下回ります。
まとめ
カメラはInsta360 X6とOsmo Pocket 3の2台で、合わせて375gです。付属品を入れると1,170gになります。日中はX6、夜はPocket 3を使います。データは1日58GBを見込んで、日本に送りながらSSDを空けていきます。
