世界一周向けドライシャンプー4種を購入レビュー|機内持ち込みルールと海外での補充まで
2027年4月に夫婦で世界一周旅行に行く「けい」です。
世界一周の行程には、キリマンジャロ(レモショ8日程を第一候補にしており、山中はシャワーなし)、ネパールのABCトレッキング(ティーハウスのシャワーは有料)、パタゴニアのOサーキットなど、髪を洗えない日が続く場面がいくつもあります。そこで水のいらないドライシャンプーを持っていくことにしました。
ただ、調べてみると「機内持ち込みできるか」「使い切ったあと海外で補充できるか」まで考えて選ぶ必要があると分かりました。今回はタイプの違う4製品を購入したので、スペックの整理と使用レビューをまとめます。
今回購入した4製品

| 製品 | タイプ | 容量 | 購入価格(税込) |
|---|---|---|---|
| バティスト ドライシャンプー | エアゾールスプレー | 90g | 1,321円 |
| スティーブンノル ドライ シャンプー エアリータイプ(ミニ) | エアゾールスプレー | 40g | 880円 |
| ダイアンボヌール ドライシャンプー 微香【携帯用】 | ノンガスミスト | 55mL | 890円 |
| メリット ドライシャンプーシート すっきり爽快タイプ | シート | 20枚入 | 660円 |
※2026年7月に実際に購入した価格です。店舗によって変わります(バティストの希望小売価格は1,650円)。
選んだ基準は次の3つです。
- タイプが重複しないこと(スプレー・ミスト・シートを比較したい)
- 機内持ち込みできるものが最低1つあること
- 海外で補充しやすいものがあること
まず確認:ドライシャンプーの機内持ち込みルール
私たちはLCC機内持ち込みだけで旅をする予定なので、ここが一番の制約になります。国際線の液体物ルールでは、100ml以下の容器を容量1L以下のジッパー付き透明袋に入れる必要があります。スプレー缶は中身のグラム数ではなく「容器の容量」で判定される点に注意が必要です。
今回の4製品を当てはめると、次のようになります。
| 製品 | 国際線機内持ち込み | 理由 |
|---|---|---|
| バティスト 90g | × | 缶に「150ml」表記があり、100mlを超えるため |
| スティーブンノル 40g | ○ | 缶の表記は「64mL」で100ml以下 |
| ダイアンボヌール 55mL | ○ | ノンガスミストで容器が100ml以下 |
| メリット シート | ○(制限なし) | 液体・ガスに該当せず、透明袋も不要 |
現物の缶を確認すると、バティスト90gには「150ml e 90g」、スティーブンノルには「64mL 2.1 FL.OZ.」と印字されていました。同じエアゾールでも、この容器容量の差で持ち込み可否が分かれます。
つまりバティスト90gは機内持ち込みでは持っていけません。それでも購入したのは、出発前に国内で試しておき、旅先ではトラベルサイズ(50ml)を現地で買い足すつもりだからです(詳細は後述)。
各製品の基本情報とレビュー
バティスト ドライシャンプー 90g

1970年代から続くイギリス生まれのドライシャンプーで、世界で3.4億本売れている定番です。日本ではグラフィコが正規輸入しており、2026年3月からは全国のドラッグストアでも買えるようになりました。
- タイプ:エアゾールスプレー(パウダー配合)
- 香り:フレグランスフリー(無香料)
- 特徴:皮脂を吸着するパウダーで根元をさらさらにするタイプ
使用感
夫婦とも第一印象は「粉っぽい」でした。ただ、粉っぽさはすぐに消えて、髪はさらっとした状態に変わります。仕上がりのさらさら感は4製品で一番でした。妻はスプレーの爽快感も気に入っています。
注意点は噴射距離です。缶の使用方法には30cmほど離すよう書かれていますが、その距離では頭皮までパウダーが届かず、すっきり感がありませんでした。もう少し近づけて噴射すると頭皮まで届き、ある程度すっきりします。
スティーブンノル ドライ シャンプー エアリータイプ ミニ 40g

コーセーのヘアケアブランドの製品です。植物由来パウダーと炭パウダーの2種で皮脂を吸着し、白残りしにくいのが特徴とされています。ノンシリコーン・サルフェートフリーで、香りはグリーンフローラルです。
- タイプ:エアゾールスプレー(パウダー配合)
- 容量:40g(ミニサイズ)
- 特徴:炭パウダー配合、白残りしにくい設計
使用感
使用感はバティストとほぼ同じでした。パウダー入りのエアゾールという構造が共通しているので、納得の結果ではあります。あえて差を挙げると、最後のさらっと感はバティストのほうが少し上でした。妻の感想も「ダイアンとバティストの間くらい」で、夫婦の評価は一致しています。
バティストと同等の使用感のまま機内持ち込みできる点が、この製品の強みです。
ダイアンボヌール ドライシャンプー 微香 55mL

4製品のうち、唯一ガスを使わないミストタイプです。98%以上が天然由来成分(水を含む)で、髪だけでなくボディにも使えます。今回は香りが控えめな微香タイプを選びました。
- タイプ:ノンガスミスト
- 容量:55mL(機内持ち込み可)
- 特徴:髪にもボディにも使える。水ベースのミストを頭皮に直接届けるタイプ
使用感
ミストをかけた部分は、液体が頭皮までしっかり届きます。ここはスプレー2種より確実でした。微香タイプですが、ハッカの香りは感じます。
気になった点は2つあります。1回の噴射範囲が狭く、頭全体に使うと時間がかかること。もうひとつは水っぽい質感で、使用後しばらくべたつきが残ることです。妻は「汗をかいた状態との違いが分からない」という感想でした。爽快感は残るものの、仕上がりのさらさら感ではスプレー2種に届きませんでした。
メリット ドライシャンプーシート すっきり爽快タイプ 20枚

花王メリットの大判シートです。洗浄成分としてエタノールを配合し、頭皮と髪を直接拭き取ります。香りはバーベナ&レモン。液体制限の対象外なので、機内持ち込みでも預け入れでも気を使わずに済みます。
- タイプ:シート
- 容量:20枚入
- 特徴:厚手大判シート。頭皮のベタつきと汗のニオイを拭き取る
使用感
「髪を洗えている感」は4製品で一番でした。大判シートで髪全体を拭けるので、髪の油分がしっかり取れます。実際、妻がこのあと普通のシャンプーをしたところ、泡立ちがいつもより良かったそうです。それだけ油脂が落ちていたのだと思います。メントール系のスースー感もあります。
一方で、シートだと頭皮までは洗えている感じがあまりしません。髪はさっぱり、頭皮は物足りない、という結果でした。
旅先での補充はどうするか
持っていく日本の製品(スティーブンノルとメリットのシート)は、海外でほぼ補充できません。特にスプレーは、スティーブンノルを使い切ったらそれで終わりです。
その点、バティストは世界で最も手に入りやすいドライシャンプーです。イギリスのBoots・Superdrugはもちろん、シンガポールや香港のWatsonsではトラベルサイズの50mlが定番商品として売られています。旅の序盤に入るバンコクでも、コスメチェーンのEVEANDBOYで取り扱いがあります(50mlの在庫は店舗次第)。
90gを日本で試しておくのは、この補充計画のためです。使用感を分かった上でなら、現地で50mlを迷わず買えます。
タイにはSrichand Perfect Hair Powder(30g・数十バーツ)という定番のヘアパウダーもあり、パウダータイプなら液体制限も関係ありません。現地の安い代替品として試す予定です。
現地で実際に買えたかどうかは、旅行中にこの記事へ追記します。
4製品の比較まとめ
| 項目 | バティスト | スティーブンノル | ダイアンボヌール | メリットシート |
|---|---|---|---|---|
| タイプ | エアゾール | エアゾール | ノンガスミスト | シート |
| 機内持ち込み | ×(90g缶) | ○(64mL表記) | ○ | ○ |
| 海外での補充 | ◎(50mlが広く流通) | × | × | ×(類似品はあり) |
| 仕上がりのさらさら感 | ◎ | ○ | △(べたつきが残る) | ○(髪はさっぱり) |
| 頭皮への到達 | ○(近づけて噴射) | ○(近づけて噴射) | ◎ | △ |
| 携帯性 | △(90g缶) | ○ | ○ | ◎ |
| 役割 | 現地補充の主力(50ml) | 出発時の機内持ち込み用 | ― | 髪全体の油分取りの主力 |
世界一周のどの場面で使うか
| 場面 | 使う製品 | 理由 |
|---|---|---|
| キリマンジャロ(山中8日・シャワーなし) | シート+スプレー | 髪全体はシート、頭皮はスプレーの二段構え。山中で最も出番が多い想定 |
| ABCトレッキング | シート中心 | ティーハウスの有料シャワーを節約する日や、寒くて髪を洗いたくない日の代替 |
| パタゴニアOサーキット | シート中心 | シャワーのある拠点が多いので、つなぎとして使う |
| 長距離フライト・夜行バス | シート+スプレー | どちらも機内に持ち込める。スプレーは序盤がスティーブンノル、現地で買い足すバティストも50ml缶なら持ち込み可 |
まとめ:持っていくのは「シート+スプレー1本」
4製品を使い比べて分かったのは、シートとスプレーで得意分野が違うことです。髪全体の油分を取るならメリットのシート、頭皮のすっきり感ならスプレー。どちらか1つでは足りず、組み合わせて初めて「洗った感」に近づきます。
そこで、世界一周にはメリットのシートとスプレー1本を持っていくことにしました。スプレーは出発時は機内持ち込みできるスティーブンノル64mLにして、使い切ったら現地でバティストの50mlを買い足します。50ml缶なら機内持ち込みもできるので、乗り換えた後の移動日にも使えます。使用感がほぼ同じだと確認できたので、この乗り換えに不安はありません。
トレッキング中の頭まわりは、これで一通り目処が立ちました。この組み合わせは、準備中のパッキングリストにも反映していきます。
装備を実際に使って決めるレビューは、モンベルのスーパーメリノウールL.W.も記事にしています。買ってから「合わなかった」と気づくと荷物がまるごと無駄になるので、出発までにひとつずつ試していきます。
